海外移住するならどこの国にする?

国旗 移住計画

いざ海外移住を検討してみたものの、どこがおすすめなのか分からないですよね。あと、ビザ取得の問題もあります。あいにくまだ自由にどこでも住めるボーダーレスな世界にはなってません。
移住したい理由とも重なりますが、何のための移住なのか、そしてその移住先にはそれを満たす魅力があるかを考える必要があります。
ですので、移住目的が明確になってくると必然的に移住先も見えてくるかもしれません。もしご覧になっているあなたも私と似た理由で海外移住したいのであれば、この記事が役に立てればと思い書いていきます。

移住先に求めるもの

まずは移住先に求めるものを、絶対に必要な条件、そして絶対ではないがこれは大事という条件を優先順位をつけて並べて行きます。

  • 絶対外せない必要な条件
    • 日本企業に向けてリモートワークで仕事ができる環境
    • そのためのビザが取得出来ること
    • 全体の物価が日本と比較して安い
  • 優先度高の条件
    • 子育て環境が充実、子育てしやすい
    • 税金が安い(日本在住の時よりコストが安い)
    • 貯金や投資など将来の資金をしっかり資産形成できる
  • 優先度中の条件
    • 現地語より英語さえ分かれば生活ができる
    • 現地に日本の見慣れた飲食店やショップがある
    • すでに日本人の先駆者がいて情報が豊富
  • 優先度低の条件
    • 治安の良さ。命に関わるような事件に遭遇しなければ良しとする
    • 娯楽が多く、ショッピングモールなども充実している
    • 都会でプール&ジム付きのコンドミニアムに住みたい

といった感じでしょうか。
絶対外せない条件から、見ると時差の少ないアジア圏で物価の安い国になります。
インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、ミャンマー、ベトナム、ラオス、カンボジア。このあたりに絞られそうです。

ビザについて

ビザ
海外移住に対して絶対にクリアしなければならない問題はビザです。
日本人の持つパスポートは世界的に見ても優秀で、ビザが無くても入国できる国はたくさんありますが、海外移住するとなると、長期間その国に住む事を前提にしたビザが必要になります。
ビザにもいろいろな種類があるので、代表的なのをまずは見てみましょう。

観光ビザ

旅行を目的にしたビザです。1か月から1年ほどの滞在が許されているパターンが多いです。
ビザなしで入国できるのは、期間が1~3ヶ月程度なので、それよりももう少し長く滞在したい場合に取得するビザだと思えばイメージできるかと思います。
ビザが切れるころに違う国へ渡るような放流民的なスタイルを好むなら別ですが、私には向かないビザです。

就労ビザ

就労ビザは働きに来る人向けのビザです。就職は現地就職になります。日本企業が、自社の社員や日本人を募集し就労ビザを取得して、現地で働くというパターンです。
就労ビザなら長期滞在が可能で、移住にはピッタリなビザですが、収入は現地と同じ給料か少し高いぐらいの収入になります。日本に居るときの収入は維持しながら物価の安い国へ行き、かつフリーランスとして働こうとしている私には向かないビザです。

学生ビザ

留学生向けのビザです。一時的な留学から4年間大学に通う目的で利用するビザです。就労はできませんので、バイトも出来ないことがほとんど。大学卒業後に現地就職で就労ビザ取得の流れなら移住できそうですが、私には向かないビザです。

ワーキングホリデービザ

30歳未満限定のビザです。働くのも良しの最強のビザですが、年齢制限付き。20代の時に、ワーキングホリデービザで入国し、知り合った現地の国籍を持つ異性と結婚とかすれば永住権を獲得できます。残念ながら30歳を過ぎ、既婚者の私には向かないビザです。

リタイアメントビザ

年金暮らしや、多くの資産を持っている人など、退職者へ向けて発行されているビザです。50歳以上だったり、資産証明が必要です。また、退職者であることが建前なので、就労はできません。(ここでの就労とは現地での雇用を意味し、日本企業相手にフリーランスとして働くのはOK)まだまだ現役で、かつ資産も多くない私には向かないビザです。

フリーランスビザ

個人事業でフリーランスやアーティストとして生計を立てている人向けのビザです。近年IT化が進み、働き方が変化したことで新たに出来てきたビザになります。おお!これピッタリじゃないですか!まさに私が求めているビザといえるでしょう。
発行してるのは、主にヨーロッパで、ドイツ、オランダ、オーストリア、チェコ、エストニアなど。チェコ、エストニア以外は物価も高い上、深刻なのは時差です。いくらリモートワークとはいえ日本企業が相手ですので、打ち合わせは日本時間の昼間。日本時間に合わせて働くのは無理すぎる・・・ということで私には向かないビザです。

向いてるビザが無い?

残念ながら、2021年1月の現時点ではありません。現時点では・・・。
つまり、過去にはあったのです。しかもついこの前まで。
実は、年齢制限のハードルが低く、求められる資産も大金ではなかったリタイアメントビザを発行していた国がありました。
それがフィリピンです。
現在発行が停止されているフィリピンのリタイアメントビザ。通称SRRVです。

SRRV

SRRVでも、SRRVスマイルとSRRVクラシックの二つが存在しますが、SRRVスマイルの場合、35歳からOKで、財産は預託金2万ドル(210万円ぐらい)、1つの申請で家族3人まで取得できる最強のビザでした。
2020年10月から新規発行を停止しています。私は、完全にこのビザを取得してフィリピンに行くぞ!って計画していたのに、どうやらそう上手くいかないみたいです。
コロナ渦がある程度落ち着いたら恐らく復活するとは思いますが、年齢の引き上げ、預託金額の上昇は起こりそうです。今は最新の情報を待つしかありません。

他に方法はないのか?

あるとしたらタイとマレーシアです。
タイは、タイランドエリートビザというビザを発行しており、こちらは購入という考え方です。5年間のビザで600,000タイバーツ(約210万円)ぐらいで買うことができます。その他、色々なプランがあります。
https://thailandelite.info/

マレーシアも比較的条件の低いMM2Hビザと呼ばれるリタイアメントビザがあります。
50歳未満なら50万リンギット(約1300万円)の財産証明と30万リンギット(約800万円)をマレーシアの銀行に預金することが条件です。
こちら、現在MM2Hビザも新規発行は停止しています。今後、再度発行はあるみたいですが、条件が変わる可能性があります。

今後の可能性

可能性
現在停止している、フィリピンのSRRVとマレーシアのMM2Hですが、いずれ再開しそうですが、条件が上がるのは間違いなさそうです。
そもそもリタイアメントビザと名称がつけられたビザを使用し、30代が現地に就職するわけでもなく外国の企業の元でフリーランスとして働きながら生活する。そんなスタイルに適していた今までが間違っていたのではと思うのです。

つまり、これまでのリタイアメントビザ利用者には、50歳以上の退職者と50歳未満の現地に就労しないリモートワーカーの2種類の属性に対して需要があったと見ることができます。

そして、最近出てきたフリーランスビザは、まだヨーロッパの地域にしかないですが、ASEAN諸国の中で、今後フリーランスビザを発行する国が現れる可能性は十分にあると考えられます。

そんな折にコロナ渦で一時的に全世界鎖国状態。

そのタイミングを利用してリタイアメントビザを発行停止して制度の見直しへ。←今ここ

リタイアメントビザは年齢制限をして、資産額もより高額にすることで、真の退職者向けビザへと進化させると共に、もう一つの需要だった、50歳未満の現地に就労しないリモートワーカー向けに、別のビザ(フリーランスビザ)を新たに新設する。

今回のビザ発行停止を受けて多くの方が心配されているかと思います。私もその一人です。

ですが、フリーランスビザを新設するためには、リタイアメントビザを一度発行停止して条件などの見直しが必要だった。

ASEAN諸国は、日本のように最新のITに疎く制度を一度決めたら全然変えられない国とは違い、積極的に流行りに乗っかり改革していこうとする国達ですよ。
そう考えるとワクワクしますね!ではまた!

コメント

  1. […] […]

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